地域除雪イノベーション
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(2014アーカイブ)

平成26年度 雪処理の担い手の確保・育成のための克雪体制支援調査

事業概要はこちら 採択プロジェクト一覧 今年度版はこちら

活動報告会お疲れ様でした!

皆さま

こんばんは。北海道開発技術センターの中前です。
今回の活動報告会では大変お世話になりました。

この克雪体制支援調査では、除雪ボランティアを取り入れた
企業研修や移住促進など、新しいチャレンジに取り組むことができ、
非常にわくわくする内容にチャレンジできました。

また、全国各地の雪国仲間のネットワークができ、
新しい出会いがたくさんあったことも、非常に有意義でした。
いろんな地域で、雪と上手に向き合うためのさまざまなチャレンジがあり、
そのどれもが新しい気づきのある取り組みであるなぁと思いました。

雪国に住んでいて、互いに苦労しているからこそ、
近隣との思いやりが生まれたり、支えあいが生まれたり、
暮らしの知恵が生まれたり、
冬に雪が降るからこそ、春の雪解けに喜び、美味しい食べ物に恵まれる、
そういった、雪国に住んでいることが、マイナス面だけでなく、
むしろ雪の降らない地域に自慢したくなるようなこともたくさんあるんだと、
思うようになりました。

まさに、諸橋さんの仰る「雪国バネ」の考え方ですね。

今後とも、いろいろな形で皆さんとつながって行けたらと思っておりますので、
どうぞご指導くださいますよう、よろしくお願いいたします。

Re: 活動報告会を終えて

みなさま

先日の活動報告会ではお世話になりました。

今回の取り組みを終えて、
まずはお世話になりました「越後雪かき道場」の
上村先生をはじめ、諸橋先生、木村さん他関係者の方々に
厚く御礼申し上げます。

片品村雪かき体験が無事に終了できたのも、
視察という大きなチャンスを利用させてもらい
取り組みを実体験できた事は、本当に有意義でした。

また、皆さんと交流できた事で、新たな取り組みのヒントを頂き、
お陰様で来年度に向けての、大きな飛躍の年となりました。

今回の助成により資機材や燃料費の助成ができた事で、
活動者の登録が倍増し、来年度に続くイメージができ
良い事業が出来た事は、今回の大きな成果と思います。

来年は「上州雪かき道場」の実現に向けて
ぜひ活動強化を図りたいと思います。

ありがとうございました。


片品村社会福祉協議会 千明

Re: 活動報告会を終えて

香美町社会福祉協議会 上田です。
活動報告会では懇談会委員特別賞をいただき恐縮しています。
ただし、香美町に帰ってきて「特別賞をもらったで〜」と言っても
信じてもらえず(特に瀬戸浦は疑っていた)あらら・・・でした。
報告会を終えて感じたことは、雪かき道場を開催したことにより
「目の前が開けたなあ」ということです。
除雪はチームワーク。
支援から交流へのステップアップ。
これからすべきことが見えています。

これまで参加してくださったボランティアさんのつながり、他市町社協
とのつながりを大切にして、雪かきDVDを活かしながら27年度も精進し
たいと思います。

最終目標は次のとおり。
月曜日に大雪が降りました。月〜金の間にボランティアを募集します。
その間はちょっと辛抱していてください。そして土日で除雪。
「おばさん来たで」
「また来てくれたか。ありがとう。ありがとう」というようなイメージです。

お願いは一つ。香美町社協は卒業しますが、OBとしてのつながりが
続くようご配意願いたいです。

最後に瀬戸浦よりメッセージを預かりました。
「東京に行きたかったですう・・・」

みなさまありがとうございました。

活動報告会お疲れ様でした。

会津坂下町の山ノ内です。
活動報告会
お疲れ様でした。
 
関係者ひとりひとりが、それぞれの立場で
この機会を大切に考えていたのだと思います。
 
パワポの作り方、プレゼンの仕方、
報告会の雰囲気作り、進め方、
的確な助言、タイムリーなコメント…
いろいろな意味で学ぶことの多い、
そして、実りある報告会だったと思います。
 
次年度に向けてパワーアップした事業計画を
立てたいと思います。
 
関係者各位に心より御礼申し上げます。

活動報告会を開催しました

平成27年3月18日、13時00分から東京・芝公園の(株)日本能率協会総合研究所研修室において、
「活動報告会」を開催いたしました。
当日は、採択された取組の代表者12名、懇談会委員4名のほか、ゲストスピーカー3名、
調査主体である国土交通省地方振興課、事務局の計26名が出席し、
自治体などの傍聴者5名も参加して始まりました。
 
まず、地方振興課の徳永課長より、開会にあたって挨拶があり、
出席者紹介、活動報告会の進め方などを事務局から行ったあと、
各地域の代表者から活動についての報告がありました。
報告は、各団体の活動の主テーマによって、「組織づくり(2グループ)」
「スキルアップ」「交流」の4グループにごとに行い、
それぞれ、活動内容や成果、今後の課題などを発表した後、
グループごとに委員の方から今後の活動へのアドバイスなどをいただきました。
また、各グループの報告の間には、ゲストスピーカーの方から、
中央募金会による除雪活動への助成、弘前で行った「雪かき検定」、
昨年度の克雪体制支援調査で取り組んでいた尾花沢市の活動についての
情報提供をしていただきました。
 
報告会は、序盤から和やかな雰囲気の中で、各地域がそれぞれ自分たちが取り組んできた内容、
今後どう活かすのか熱い熱い報告があり、最初は遠慮がちだった委員の方からのアドバイスも
次第に熱を帯び、最後は多少時間をオーバーしたため、各委員それぞれによるまとめのあと、
地方振興課の藤原課長補佐からの閉会にあたっての挨拶があり、活動報告会は閉会となりました。
 
その後は、会場を移して、懇親会を行い、各地域の代表者や委員の方々などが和やかに交流を深めていました。
また、懇親会の中で、今回の出席者全員の投票による優秀賞と委員の話し合いによる特別賞が
発表され、表彰が行われました(各賞は以下の通りです)。
 
優秀賞:えさしスノーバスターズ(奥州市社会福祉協議会)
特別賞:広がりある除雪ボランティア支援体制づくり(香美町社会福祉協議会ボランティアセンター)
 
そして、最後は委員の沼野先生から挨拶をいただき、一本締めをして、盛会のうちに終了となりました。

【情報】横手の共助組織 地域を持続させる要だ/湯沢市議会 住民共助の雪対策支援 モデル事業補助金創設へ/消火栓の除雪 手伝って! 敦賀美方消防 3100か所 スマホで確認/積雪量、世界記録は滋賀で

2月後半の各地の新聞の中から、雪対策に関連する興味深い取組など
4件を要約してご紹介します。
その他、雪の重みによる小屋や建物の倒壊などが報じられています。
 
 
◆<社説>横手の共助組織 地域を持続させる要だ◆
 
高齢者宅の除雪や生活の支援を行う横手市の共助組織が、
総務省の「ふるさとづくり大賞」の団体表彰(総務大臣賞)を受けました。
住民が自らの手で地域課題を解決する取り組みが高く評価されています。
 
表彰されたのは「共助組織代表者ネットワーク会議」(佐藤克男議長)で、
大森町保呂羽、増田町狙半内(さるはんない)、山内南郷、山内三又の
4地区の共助組織でつくっています。
それぞれ90~220世帯あり、各地区とも幾つかの集落から成っていますが、
いずれも高齢化、過疎化が進む山あいの豪雪地帯です。
「新しい公共」を目指す内閣府のモデル事業として2012年に発足し、
県南NPOセンター(横手市)が組織化を支援しました。
有償ボランティアの「地域お助け隊」を募って高齢者宅の雪下ろしや
買い物などを支援しており、料金は割安に設定しています。
 
支援を受ける側からは
「お助け隊で来てくれる人が顔見知りなので頼みやすい」という声があり、
支援する側からは「高齢者から喜ばれ、励みになる」との感想が出ていて、
支援活動がメンバーの生きがいにつながっていることが分かります。
 
実はお助け隊メンバーにも高齢者は多く、団体表彰の審査では
「元気な高齢者が、支援を必要とする高齢者を支える仕組みは、
今後の高齢化社会に合致する」と評価されました。
 
県南では本年度、美郷町、湯沢市でも共助組織が設立され、
雪下ろし支援などを始めていて、県央、県北にも同様な組織が誕生し、
横手発の共助の仕組みが全県に広がりつつあります。
 
横手の共助組織には今後、より幅広い活動が期待されます。
1人暮らしの高齢者の見守りや配食サービスなど
差し迫った需要もいろいろ出てきそうです。
また、活動を長続きさせるには、
もっと経済的な自立を視野に入れた組織運営が求められます。
 
人口減社会では、税収減を主因に財政が厳しくなるため、
行政がこれまで通り公共インフラを整備し、
公共サービスを維持・向上させるのは難しくなります。
 
そうした背景もあり、最近、公共施設や住宅を
中心市街地に集約する「コンパクトシティー」が注目されています。
しかし、効率を優先するあまり、中心市街地への集約を進めれば、
山間部の集落は中心部への集団移転を迫られかねず、
仮にそうなれば集落は結局、消滅してしまうことになります。
 
「住み慣れた土地に住み続けたい」。
人口は減っても、そんな当たり前の願いがかなえられる社会でありたい、
自分たちの将来は自分たちで決め、心豊かに暮らせるようにしたい。
 
そう考えたとき、地域における共助の仕組みは
これからますます重要になります。
組織発足時の支援にとどまらず、官民の継続的なサポートが
不可欠であることも忘れてはなりません。
(2015/02/22 秋田魁新報)
 

◆湯沢市議会 住民共助の雪対策支援 モデル事業補助金創設へ◆
 
湯沢市議会は、3月定例会を開会し、斉藤光喜市長は施政方針で、
克雪対策として市地域雪対策支援モデル事業補助金を創設し、
町内会などが取り組む住民共助の雪対策を支援すると表明しました。
「15年度はモデル事業として課題や支援の仕方を検証する」と話しています。
(2015/02/26 秋田魁新報)
 
 
◆消火栓の除雪 手伝って! 敦賀美方消防 3100か所 スマホで確認=福井◆
 
市民に消火栓周辺の除雪などに協力してもらおうと、
敦賀美方消防組合は管内(敦賀市、美浜町、若狭町の一部)に
約3100か所ある消火栓と防火水槽の位置を
スマートフォンなどで確認できるシステムの運用を始めました。
大雪の際には雪で埋もれてしまいますが、
職員による除雪は一部に限られるのが実情で、
担当者は「スコップ一かき分だけでも協力してほしい」
と市民に呼びかけています。
 
同組合によると、民家火災の消火活動に消火栓や防火水槽は不可欠ですが、
雪で埋もれていると除雪のために放水が数分以上遅れるといいます。
敦賀市内の積雪が10センチ以上になった場合、
30人程度の職員が除雪に向かいますが、
積雪量の多い山間部などには十分手が回らないこともあります。
 
また、消火活動に協力する消防団員らが地区外に応援に出かけた際、
消火栓などの位置が分からないという声もあがっていました。
 
福井地方気象台によると、敦賀市で10センチ以上の積雪は昨冬に4日、
今冬は21日にのぼります。
管内で昨年発生した火災計27件のうち4件が
冬場(1~2月と12月)に起きています。
 
そこで同組合は、組合ホームページ(http://fire119.ton21.ne.jp/)から
消火栓などの位置を確認できるシステムを開発し、
昨年12月下旬から運用しています。
端末にGPS(全地球測位システム)機能があれば、
画面に最寄りの消火栓などの位置を表示できます。
 
同組合の消防救急課は「大雪の場合、迅速な消火活動に市民の協力が不可欠。
自宅周辺を除雪するついでに、少しだけでも消火栓などの
周辺の除雪を手伝っていただければ」と呼びかけています。
(2015/02/26 大阪読売新聞)

 
◆積雪量、世界記録は滋賀で(でーたクリップ)◆
 
この冬の積雪量は多く、東北や長野、岐阜では平年値を大きく上回っています。
実は日本は世界有数の豪雪地帯で、世界記録は西日本で観測されています。
 
1927年2月14日、滋賀県の伊吹山測候所で1182cmを記録しました。
日本海の若狭湾から伊勢湾に雪雲が吹き抜ける際に伊吹山にぶつかるため、
豪雪になりやすい地域だといいます。
ただすでに測候所は廃止されており、現在は観測されていません。
 
気象庁が整備した地域気象観測システム(アメダス)など
323地点で積雪量を観測しています。
アメダスでの記録は2013年に青森市の酸ケ湯で記録した566cmです。
地球温暖化が進む一方で、日本の降雪量や積雪量は増えています。
積雪量の上位20位を見ると、13年以降に観測された記録が4つ入っています。
つい最近では、2月15日に檜枝岐村で339cmの積雪があり、15位に入りました。
気象庁によると、雪が多く降っただけでなく、強い寒気の影響で気温が上がらず、
降った雪が溶けにくい状況が続いたためだといいます。
 
北極海の氷が減ると日本は寒くなる傾向にあるという研究報告もあります。
これからも記録的な大雪は度々記録されるのでしょうか。
(2015/02/27 日本経済新聞)

​【情報】降雪の少ない地域の人に雪かき技術を学んでもらおうと/村岡でボランティア活躍/雪はねボランティアツアーに注目が集まる/厳寒、車内のサバイバル術は/屋根の融雪装置などに県補助/防災まちづくり大賞 「災害ボランティアセンター」/高齢者向けに雪下ろし支援、総務省

2月前半の各地の新聞の中から、雪対策に関連する興味深い取組など
7件を要約してご紹介します。
今回の記事でも、前回に引き続き、今年度の克雪体制支援調査で
取り組んでいる片品村、香美町の取組と、当別町の取組が紹介されています。
 

★雑記帳:降雪の少ない地域の人に雪かき技術を学んでもらおうと…★

降雪の少ない地域の人に雪かき技術を学んでもらおうと、群馬県片品村で4日、「雪かき体験会」がありました。
村社会福祉協議会が初めて企画し、前橋市、群馬県榛東村、埼玉県上尾市から約30人が参加しました。
片品村は、自力での雪かきが困難な独居高齢者らの世帯をリスト化し、雪かきを実施しています。
昨年2月に関東北部が記録的な大雪に見舞われたこともあり、村外にも雪かきボランティアを育て、豪雪災害に備える狙いがあります。
体験会の参加者は「久々に雪を楽しめる」と笑顔で、かまくら作りにも挑戦しました。
5日は大雪の予報。早くも「実戦」で役立つかも。
(2015/02/05 毎日新聞)

★雪はねボランティアツアーに注目が集まる/除雪で地域交流を拡大 移住や新産業創出にも期待★

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