【情報】灯油、高値で需要期へ/観光や農業で連携 大洗町と片品村が友好都市へ

10月の各地の新聞で、雪対策に関連する興味深い取組が掲載されていましたので、要約してご紹介します。
 

◆灯油、高値で需要期へ◆
 
寒冷地で灯油価格の指標となる生活協同組合の配達価格が前年を上回っています。
 
○札幌
エネコープ(販売価格) 103円/L(前年同期比+5%)
○岩手県
岩手県生活協同組合連合会(定期配達価格) 108円/L(前年同期比+8%)
○宮城県
宮城県生活協同組合連合会 107円/L(前年同期比+7%)
 
資源エネルギー庁がまとめた9月22日時点の店頭価格(全国平均)は1缶(18L)1,929円(107.2円/L)で前年同期と比べると、6%高くなっています。
8月まで原油の輸入価格が高止まりしていた影響や、為替相場で円安が進んでいることもあり、一部の業者で今後は早めに調達する動きもあります
北海道では家庭向け電気料金が引き上げられる予定で、このまま冬を迎え、高値が続くと、寒冷地を中心に家計の負担が増す可能性があり、消費者の節約志向は強まるのではないかという見方もあります。

【情報】空き家撤去補助 公平性、悩む自治体/雪氷研究 成果を還元/雪への備え 早々と

 9月の各地の新聞で、雪対策に関連する興味深い取組が掲載されていましたので、要約してご紹介します。
 


 ◆空き家撤去補助 公平性、悩む自治体◆
 
 地域住民にとって迷惑な空き家への対応では、住宅の密集や豪雪など、やむにやまれぬ事情を抱え、一部自治体は撤去費を補助する制度を導入したり、空き家撤去が進まない一因とも考えられる税制特例に対応する仕組みを導入する自治体もあるが、個人の所有物の処分に公金を支出することへのためらいは、どの自治体にもあります。
空き家が増加の一途をたどるなか、国レベルの対策の動きも始まろうとしているようです。
 

【情報】ボランティアセンター運営マニュアル作成/映像アーカイブを開設/空き家解体に低利融資

9月の各地の新聞で、雪対策に関連する興味深い取組が掲載されていましたので、要約してご紹介します。
 


◆ボランティアセンター運営マニュアル作成へ◆
 笛吹市社会福祉協議会では、今年2月の記録的な大雪時に市内各地から雪かきの依頼が相次いだことを踏まえて、ボランティアの活動範囲やセンターの運営方法などを具体的に盛り込んだボランティアセンターの運営マニュアルを作成することにしています。
 センターの設置・運営については市社協の定めたガイドラインがありますが、ボランティアの活動範囲や設置までの流れは記されていません。そのため、運営マニュアルには独居高齢者や障害者世帯を優先することや、緊急性を判断して作業を進めることなどを明記し、センター開設から運営までの流れを具体的に決め、実践的な訓練を行うことも記載することにしています。
 マニュアルは、市社協が中心となって、災害時に活動する地元ボランティアや笛吹JCなどと内容を協議するとともに、地域の情報を共有するため、区長や民生委員などにも集まってもらい意見交換する機会も設ける予定です。
(2014/09/03 山梨日日新聞)
 
◆映像アーカイブを開設/雪害対策と除雪をPR◆
 北陸地方整備局北陸技術事務所では、同局の雪害対策や除雪作業を広くPRするため、雪害・除雪記録映像アーカイブを開設しました。
 アーカイブは、一般向けに雪害対策の取り組みを紹介する映像と、報道機関向けの資料として、「除雪状況」「雪害対策・除雪作業の流れ」「他地方整備局、自治体支援」「人材育成の取り組み」「雪国の生活」で構成しています。映像を通して、積雪寒冷地の安心・安全に尽力する姿を発信し、道路除雪などに対する理解を深めてもらうのが狙いで、動画共有サイト「ユーチューブ」上にも同事務所の公式チャンネルを開設する予定です。
(2014/09/12 建設通信新聞)
 
◆空き家解体に低利融資、秋田銀と北都銀、商品を拡充◆
秋田県を地盤とする2銀行が、空き家の解体費を賄うローン商品の取り扱いを拡大しています。先行した秋田銀行が商品の取り扱いを始めた6月当初は金利を年2.5%に設定していましたが、北都銀行が8月に年2.0%で追随すると秋田銀行も同水準に引き下げるなど、利用者の利便性が高まっています。
 
<秋田銀行>
9日、湯沢市と覚書を結び、解体費を助成する市の補助金の受給者向けに金利を優遇することにしています。
・対象:空き家の解体を検討している個人、20歳以上で完済時の年齢が80歳以下であること
・期間:期間は6カ月以上5年以内
・内容:金額は10万円以上200万円以下で、金利は年2.0%
※8自治体と覚書を結んでおり、各自治体の補助金受給が決まっている人は年1.7%に優遇
 
<北都銀行>
解体だけではなく、空き家を賃貸するための改装費、跡地を使った駐車場の整備費などにも対応しています。
・対象:20歳以上で完済時の年齢が82歳未満の人
・期間:1年以上10年以内
・内容:融資額は10万円以上500万円以下で、金利は年2.0%
 
(2014/09/15 日本経済新聞)
 

【情報】空き家解体ローン/空き部屋紹介/お年寄り支援「部」結成

8月の各地の新聞で、雪対策に関連する興味深い取組が掲載されていましたので、ご紹介します。
◆横手市と秋田銀行が空き家解体ローンで提携◆
横手市と秋田銀行は8月15日に、空き家解体ローン提携に関する覚書を締結しました。市の補助事業を活用して空き家を解体する人が同行の空き家解体ローンを利用すると、同行が通常より金利を引き下げて融資するもので、県内自治体との提携は6例目となります。
市は2012年、空き家の適正管理に関する条例を施行し、危険度が高い「老朽危険空き家」を解体する場合、費用の30%(上限30万円)を助成する補助事業を展開しています。この事業を使い、今年3月末までに47棟が解体・撤去されました。現在市内の空き家は1720棟で、このうち老朽危険空き家は114棟あります。
同行の空き家解体ローンの通常金利は年2.0%で、今回の提携により年1.7%に引き下げられます。(2014/08/18 秋田魁新報)
 
◆低所得者に空き部屋紹介◆
高齢者が訪問診療や介護サービスを受けるには安定した住まいが欠かせませんが、低所得の高齢者が手頃な家賃で入居できる公営住宅には限りがあり、一方で民間の賃貸住宅で高齢者は敬遠されがちでした。ただ、人口減少や家屋の老朽化などで、共同住宅を含む全国の空き家率は昨年10月時点で13.5%に達しています。こうした空き家、空き部屋を活用して低所得の高齢者に紹介する取組が出てきています。
豪雪地帯の岩手県雫石町では、高齢者の住民から「外出すら厳しい冬は手助けを得やすい家に移りたい」との要望を受け、社会福祉法人と協力して4人程度が住める空き家を確保する考えです。(2014/08/26 東奥日報)
 
◆県内記録的豪雪の有志除雪きっかけ 松本市寿台2丁目、支え合う町会へ お年寄り支援「部」結成◆
松本市寿台2丁目町会は、今年2月に記録的な大雪に見舞われた際、町会の若手有志が1人暮らし宅付近などを除雪したのがきっかけとなり、町内で1人暮らしをするお年寄りの生活支援などに取り組むボランティア部を結成しました。
寿台2丁目町会は、造成から40年余を迎えた住宅団地の一角にあり、人口451人で75歳以上が89人を占め、1人暮らしのお年寄りは年々増えています。2月の大雪では雪かきができない高齢者も少なくなく、住民が自主的に町会内の幹線道路や1人暮らし宅付近の雪かきに繰り出した経験を今後に生かそうと、町会役員からボランティア部設立を求める声が出て準備を進めていました。設立会合には、呼び掛けに応じた男女約20人が参加し、雪かきの手伝いにとどまらず、買い物やごみ出しの支援にもつなげようと、今後の活動内容などを話し合いました。(2014/08/26 信濃毎日新聞)

【情報】除雪体制強化へ新たな取り組み/十日町市が基本料支払制

2014/08/04 建設通信新聞に、新潟県十日町市の除排雪費用の支払いについて興味深い取組が掲載されていました。概略をご紹介します。
新潟県十日町市では、2013年度から除排雪経費の基本料金支払制度を導入しています。従前と比べて、基本料金(待機料)を大幅に引き上げ※、月別精算から前払いに変更したもので、出動回数に左右されず、一定の稼働費が確保できます。除雪に関する課題は最終的にコストに起因するケースが多く、全国に先駆けた新たモデルケースとなりうるものといえます。
 
※(旧制度)待機料:除雪費支払総額(平年時基準)の1割程度 → (新制度)基本料金(待機料):7割程度
 
13年度予算では基本料金として7億円を確保し、そのすべてを前払いとしました。除雪委託料が基本料金を超過した場合は、超えた分の単価に90%を乗じる変動単価制を採用しており、降雪が多いと委託料が圧縮されますが、逆に少ないと基本料金を確保しているため、除雪費支払総額がかさむことになります。

基本料金を支払った業者を対象としたアンケートの結果によると、半数以上が「評価する」と回答し、その理由として、基本料金を事前に、かつ安定的に確保することができるようになったことで人員・機材への投資が可能になったことなどを挙げています。 
十日町市は、13年度は約4600万円の経費削減につながったと説明。14年度予算には基本料金7億円を計上し、今冬も新制度を実施する予定です。

青森県の挑戦 雪・インフラ×IT マッチングワークショップ

関係各位 お疲れさまです。塩見@JMARです。
青森県で面白そうな取組を見つけましたので、ご案内します。

雪・インフラ×IT マッチングワークショップ
http://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/energy/H26hackathon_snow.html

産業振興部門が進める事業ですので、ダイレクトな克雪対策ではないようです。 結果などを情報収集して提供いたします。

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