雪国バネ

皆様

ゆきみらい2015 in 長岡 が終了しました。
http://www.hrr.mlit.go.jp/yuki/2015/

昨日のゆきみらいシンポジウムの上村先生の発言を聞いて、
「そうだ、雪国バネだ!」
と思いました。

「震災バネ」もしくは「復興バネ」という言葉があります。
室崎益輝先生の造語であり、1995年の阪神・淡路大震災で生まれ、
2004年の新潟県中越地震で定着しました。
被災という辛い体験でくじけるのではなく、逆にこの逆境を糧にして人として成長し、
新しい災害文化を形成していくことを意味しています。

雪国の冬のつらく厳しい環境・・・
そのなかを生き抜く中で、雪国住民のバネがぐっと縮められ、
(潜在的なポテンシャル、エネルギーが蓄えられ)、
春先にそれが一気に解放される!

なぜ春がこんなに待ち遠しいのか。
四季・環境の変化は本来人を豊かにするのかもしれません。

雪国の冬のくらしを無理に好きになる必要はないんだ。
苦手な物は苦手でいい。きついものはきつくてもいい。
その分、バネも効くはず。

そんなことを考えながらシンポジウムを拝聴していました。
「雪国バネ」 
大いに広めていきたいです。

公益社団法人中越防災安全推進機構  諸橋

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